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私の中の高い壁 [龍が如く]

 何しろ私は恥ずかしい腐女子なので、野郎同士がゲームの中で並んでいると胸がきゅんきゅんします。

 あのですね、机に突っ伏して寝言をいいつつ眠っている相方を起こさぬ様に店を出て、己の用事をこなしていた訳ですよ。目が覚めて独りだと気付いた相方は、退屈だからと街をぶらぶらと散歩しているのです。ところが、そこに、日本だというのに青竜刀やら銃やらを振り回す悪人たちがやってきて、相方を拉致していくのです。「相方ーッ!」と叫びつつ、街に飛び出して彼を助け出そうとする己の前に、次々と悪の組織の連中が襲い掛かってきます。
 次から次へと彼らを倒し、ひたすらに拉致された相方を捜し求める己の前に、縛り上げられた相方と悪の組織の連中が!縛り上げた相方の首筋に青竜刀を押し付け、冷たく笑う悪人に、怒りの拳を握り締める己。どうなる、己と相方!?

 

 ていうかなんて私好みの群島ひしめくモルッカ海なシチュエーションなの、と思ってしまったのは無理からぬ話だと思います。

 そんなこんなで、見参で遥がロリコンの変態役人に連れていかれたのを助けるのよりも萌え…いやいや、燃えました、力也の救出。
 正直、桐生の顔立ちや体格はすんごい好みなので、力也の容姿次第では多分「龍が如く部屋」が出来て、小説の2,3本位は嵐の如くに書いていたんじゃないですかね。しかしながら、龍シリーズは最初から「女・子供は相手にしない」というプロデューサーの強い意志に基いて作られているソフト。女の中でも我々腐女子は多分最もお呼びじゃない!のは承知の上で、でも萌えちゃうんですよ!!これを業と呼ばずして、一体何を業と呼ぶのだろう、と己に対する情けなさで壁に頭を打ち付けたくなりつつも、かろうじて踏み止まっているのは力也が(セガスタッフご自慢の)世界で一番リアルなパンチパーマだからだと思います。…でもアタシ、どこまで我慢できるかしら…。


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