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地球へ…第18話感想 [地球へ…]

 物語が毎回スケールダウンしている様な気がするんですけれど、私の気のせいでしょうかオガーザン。原作は「銀河系を舞台に、今よりも遥か未来、機械に完全統制され、記憶すら操作されながら生きる人類」というものをひしひしと感じたものでございます。しかしながら、「私の膝に今現在乗っているVaioちゃんと同じ様な機器を操作するスウェナ(…未来なのに?)」「視力が落ちていることを自覚するスウェナ(…今よりも遥か未来なのに、視力矯正技術が向上してないのか…?)」「どうやらアイドルタレントが存在するらしいSD体制」「今時のメイドさんと大差ない格好をしたカフェの店員」「オムライスが好物なサム・ヒューストン」「情報統制が進んでいないSD体制」「ていうか、そもそもSD体制にはジャーナリストは存在しないと思う」「マザーに記憶を消されることのない人々」が出てくるってどうなの。
 ……………あの、「地球へ…」って、日本が舞台だったっけ?と思ってしまったのも仕方ないよね、オガーザン。
 気を取り直して。ナスカチルドレンの残酷っぷりは「見た目は大人だけれど、中身は幼児だから」ということで宜しいのではないかと。子供は子供であるが故に、残酷な生き物だしね。しかしながら、ジョミーにだけは反抗心を持たないで欲しかった…。
 ジョミーの「市民とて容赦はしない」はちょっとな~。前回の「これは命令だ!」もかなり「…?」と思ったんだけれど。今まで全く「指導者であるが故のジョミーの孤独と苦悩」を描いてきていない上、見せ場は悉くソルジャーブルーに持っていかれてしまっているので、主人公なのにジョミーの影が本当に薄いのですよね。
 ていうかあれは、本当に個人的な復讐心を満足させている様にしか見えない。…ジョミーってそんな長じゃなかったのに…。
 …そういえば、今回のアニメ版のキースはまだ己の出自の秘密を知らないのでしたね。で、来週それを知る訳ですか。マツカと一緒に(苦笑)…今回のアニメ版のキースだったら、自分が機械に創られた、と知った時、己を保つ為にマツカに抱きついても別に驚きません。原作のキースなら有り得ませんが。…もう何も言うまい…。期待するから傷付くのです。達観していればいいのです(自分に言い聞かせる)

 追記。トォニィがジョミーにうっとりと「グランパも同じことを考えていた」と訴えるシーンで、激しいデジャヴを感じたのですが、何かの映画だか漫画だか小説だか忘れたけど、あれとそっくりなシーンが無かったっけ?さっきからずーっと思い出そうとしているのに、思い出せなくて気持ち悪いのです。あああ、何だったっけ。トォニィの口調の陶酔っぷりも、そのまんまで。ああ、思い出せそうなのに思い出せないのは、本当に気持ち悪いものです。
 しつこいけれど、(少なくとも原作の)ジョミーは、「同じことを考えていた」様なキャラじゃないと思うよ…。いや、最終的に考えていてもいいんだけれど、その過程を今回のアニメでは全く描いていないからさあ…。


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