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こんな「地球へ…」最終回は嫌だ。 [地球へ…]

 人間、一定の限界を超えると「…ああ、もういいんじゃなくって?お好きになさって宜しくてよ」という状態になるものでございます。「地球へ…」の平成アニメ版はどうやらこの臨界点を超えてしまったみたい。最終回まで見るけど。いや、別に怒ってはいないんですよ。古ければ古い程、思い入れは強くなるものですから(自分の内部で神格化されてしまうから)どうやらお金もない、時間もない、のナイナイ尽くしの中、今回のスタッフは多分とっても苦労されているのではないか、と同じ社会人の端くれとしてちょっとお気の毒だなあ、とは思うのですけれど。
 原作とは全く違うEDになる、というのは既に明らかになっていますね。映画版も違ったから、別にいいのですが、やはり物事には限度がある、というか、「こんな最終回は絶対に嫌だ!」というのを今のうちに書いておきます(苦笑)…あくまでも洒落ですので、笑ってやって下さい、セニョリータ。

・グランドマザーとの戦いを前に、マツカを殺された(殺したのはトォニィだが…)キースは、「私は間違えていた!」と突然改心(少年漫画風)「ジョミー、私も一緒に戦おう」「キース…」(背後にきらきらと光)「よおし、皆でグランドマザーを倒すんだ!」「おー!」と戦隊もの風にグランドマザーと対峙するのでした。「メンバーズエリートキック」(※フィシスを連れ出した時の、あのすんばらしいキックですよ)や「メンバーズエリート銃撃」(でも弾丸は6~8発程度しか装填できないけどね!)で無事グランドマザーを倒します。最後には夕日をバックに小高い丘で「我々に必要なのは戦うことではない、愛し合うことだったのだ」「これからは人類もミュウも一緒に力を合わせていこう」とか何とかいいながら、「地球へ…」完。大空にソルジャーブルーの笑顔が浮かぶのがポイントです。

・最後までジョミーと相容れないまま、敗北の時を迎えたキース。瀕死の重傷を負って倒れたままの彼の元に、フィシスがやってきます。「お、お前はあの時のミュウの女…!」お互い水槽のヒミツを知ってしまった身の上であるフィシスは、傷ついたキースの手を取り、「私たちはこの世界に生まれてはいけなかったのです。…一緒に、還りましょう」とキースを優しく抱きしめるのでした。「…そうだな」とか何とかいいながら、キースはフィシスの腕の中で目を閉じます。ジョミーたちが「危ない、フィシス!戻ってくるんだ!」と必死に説得する中、グランドマザーとグランドマザーに創られた申し子は、その運命を共にしていくのでした。キースとフィシスが眠る、崩れ落ちた瓦礫の残骸を前に呆然と佇むジョミー達。「…我々は、なんと大きな犠牲を払ったのだろう…」とか何とか言いながら「地球へ…」完。

・「ジョミー、一体いつまで寝ているの!今日は『目覚めの日』なのよ!」とマムのお小言で目を覚ますジョミー。「ご、ごめん、マム!何だかとっても長い夢を見てたんだよ」と慌てて起き出すジョミー。「長いし、凄くリアルな夢だったなあ」…そうです、「地球へ…」の物語は、全てジョミーが見ていた夢だったのでした。トーストを咥えながら慌てて「やばい、遅刻する!」と駆け出すジョミーなのでした。今日からジョミーは大人として地球へ向かうのです。以上、「地球へ…」完。

 社会人である以上、業務上のリスク管理はとても大事なことです。常に最悪の事態を想定し、いかなる事態にまみえようとも即座に対応出来る様、備えておくことが非常に大事なのですよ、レディ。
 という訳で、かくも阿呆な予想を行った今では、ちょっとやそっとでは「ひ、酷い…!」と思わない覚悟が出来ました。お勧めですよ。


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