腐女子の見る夢は恥ずかしい。

　今日の日記はヲタ腐女子的で、少々アレです。お嫌いな方は目を通されぬ様、予めご注意下さい。

 

　私は普段、ヲタ関係の夢を殆ど見ることはありません。仕事の夢を見ることが多いのですが、夕べ大変久しぶりにヲタ腐女子の見るに相応しい夢を見たので、記念に書き記しておくものです。

　唐突ですが、私は何処か遺跡の様な場所にいます。石で出来たブロックを積み上げた、何だかギリシャやローマ遺跡を彷彿とさせる場所です。…あからさまに、今まさに「シャドウハーツ２」で突入している遺跡が影響している、と思われます。
　そんな私は、「キングスフィールド」などの一人称視点（ＦＰＳとかいうのでしたっけ？）で風景を眺めています。自分の姿は見えませんが、やけに高い位置から地面を見下ろしているので、どうやらかなり背が高いのか、何かに乗っているのだろう、と夢の中で見当をつけるわたくし。私は余り背が高い方ではないので、高い位置から見る風景がとても新鮮です。
　夢の中なので、唐突に敵が襲ってきました。何か羽根が生えた天使みたいなやつです。迷うことなく、早速倒します。
　あっけなく全て倒して「私って強いじゃん！」と悦に入っていると、小走りに近寄ってくる人物が居ました。…竹中半兵衛（ＩＮ戦国ＢＡＳＡＲＡ２・Ｎｏｔ史実）です。しかも、何故か、ＦＦ１２のアーシェの格好をしています。男のくせになんて格好してるのよ、しかも似合っててすんごい可愛いじゃないか、こんちくしょう！と私が動揺を隠しきれずに眺めていると、彼は私に向かって「秀吉」と呼びかけるではありませんか。
　…え？私って今、秀吉？秀吉になってるの？（Ｉｎ戦国ＢＡＳＡＲＡ２・Ｎｏｔ史実・ほぼラオウ）……夢ですからね、仕方ありません。幾ら自分の見るものとはいえ、勝手に脳が稼動しているものに対して、私も責任は負えません。
　内容は解りませんが、秀吉（私）と半兵衛は何事か会話を交わしています。
　しばらく会話していると、いきなり半兵衛が怒り出すのです。その怒りの理由はこうです。

「そもそも、生物としてその様な目的に使用すべく作られていない場所を用いて、斯様な行為に及ぶことがいかに僕にとって大変なのか、君は全然理解していない！」

　………どうやら、プレイ開始直後からずーっと疑問に思っていた、「そもそもその体型差で、物理的に本当に可能なのか」という問題点が、私の内部でいい感じに醸されていると思われます。
　ていうか秀吉に怒るなんて、半兵衛とは思えませんよ！ＢＡＳＡＲＡ２の半兵衛は「常に秀吉全肯定」ですよ！？同じ主従でも小十郎は多分政宗が間違えたことをやろうとしていたら、斬首覚悟で具申して止めようとすると思いますが、半兵衛は「秀吉のやることは全て正しいから」で終わりですよ？
　それはまあさておき、秀吉（私）は、怒る半兵衛の理由を「さもありなむ」と首肯してはいるのですが、同時に全然違うことを考えています。
　怒っている半兵衛のお顔が、それはそれは美しいのです。
　美人の笑顔が美しいのは当たり前。本当に美しい人とは、怒った顔も美しい人をいうのだ、と以前何かで読んだ記憶があるのですが、私もそれは力強く同意するものです。そして夢の中の秀吉（私）は「さすがは半兵衛、怒り狂う姿でさえも何と美しい」…と感心しています。
　何も答えない秀吉（私）に業を煮やして、半兵衛が「何か言いたいことはないのか」と促してきたので、秀吉（私）はおもむろに口を開きます。
　半兵衛の怒った顔がいかに美しいか、ということを。
　…そもそも会話として成立してません。夫婦喧嘩などの折に、男の人が陥りやすい最悪のパターンです。勿論半兵衛は更に怒るのですが、秀吉（私）は何と答えるべきであるのか、困惑したままなのでした。「いっそ寝技に持ち込んで黙らせる」とか考えているのは、我ながら最低だと心底思った…。
　あの会話の外しっぷりと困惑、前世の私は男でしかもすんごい駄目亭主だったのかもしれん、と目が覚めた後真剣に思いました…。

　私もヲタ腐女子になって随分と長い月日が流れましたが、夢の中で受キャラに弾劾を受けたのは生まれて初めてでした。
　とりあえず受を大事にしてあげよう、と心から思った次第。