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新装版と旧版 [地球へ…]

地球へ… 1 (1)

地球へ… 1 (1)

  • 作者: 竹宮 惠子
  • 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
  • 発売日: 2007/04/06

 この間書いた通り、既に分厚い愛蔵版を持っているので、今更新装版を買い直そう、とは思わないのですが、台詞とか多分変更されてますよね。
「一種の自閉症的症状だろう」は多分差し替えられている(自閉症への誤解を招く表現だと思うので)と思ったりして、気にはなっているのですけれど。出版社がスクエニになっていることに、今更ながらに気付く。スクエニの雑誌で今連載しているアレは、公式サイトで数ページ見ただけで即死状態になったので、真に申し訳ありませんが私の内部では「なかったことに」させて下さい(涙)
 そしてあまじょんの書評に「内容が難しい」「昔の漫画はこういうものなのか?」的に書いてあったことにも愕然。え?だってこれ、連載してたのは少年誌だよ?そんなに難しい内容じゃないと思うんだけれどな?(子供だった私にも問題なく理解できたし)と思ったものの、これがいわゆるひとつのジェネレーションギャップなのだろう、と思い当たった訳ですよオガーザン。
 そんな私は、すっかり映画版も色々忘れていました。トォニィがジョミーとカリナの間の子供になっていたとか、ジョミーが実はフィシスを愛していたとか、キースがマツカにとんでもなく優しかったとか、段々思い出してきた次第です。
 …うーん。確かに原作でもトォニィは「ジョミーの傍にいつでも一緒に居る」フィシスに嫉妬している様に見えるし、そもそも最後のグランドマザーとの対決の時、灼熱したジョミーの思念を捉えることが出来たのはフィシスだけだから、確かに非常に強い絆は感じるのですが。
 映画版は死人が殆ど出ませんでしたが、今回のテレビ版はどうなるんだろう…。基本的に「救いのない」話ですから、多分映画版並の高い生存率になるのではないかと。土曜夕方で、「キャラ全滅」は幾らなんでもまずかろうしなあ。
 私は最後の頃、人間達がフィシスに救いを求めて「女神よ…」ってやっているシーンがこの漫画の中でも1・2位を争う位に好きなのですが、そもそも誰がフィシスを地上まで連れていったのか、今でも疑問です。その前に一緒に居た筈のハーレイ達も死んでるし、リオも死んでるし。「生存している」とはっきり描かれているのは、全ての人物の中で彼女だけですよね。地上のあの状況では、そう長くは生きられなかっただろう、とは思うのだけれど。


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