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「守り人」シリーズ完結 [日々の戯言]

天と地の守り人〈第1部〉ロタ王国編 (新潮文庫)

天と地の守り人〈第1部〉ロタ王国編 (新潮文庫)

  • 作者: 上橋 菜穂子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2011/05/28
  • メディア: 文庫
 完結編が発売されている、というのを知らなかったのだけれど、以前このシリーズを買ったあまじょんから「守り人シリーズが完結してるよ!」メールが届いて慌てて注文しました。完結編は全3巻という長さであったので、まとめて時間が取れる時に一気に読むぞ!と決めてたのだけれど、本日漸く読破。
 基本的にファンタジーものは殆ど読まないのだけれど、このシリーズは毎回本当に楽しく読ませて貰いました。今回もとても面白かった。「精霊の守り人」ではあれだけ皇太子として生まれた己の運命を呪い、バルサ達と暮らせたら、と泣いていたチャグムが、こんなにも立派になって…!毎回少しづつ成長してるなあ、とは思っていたけれど、今回の獅子奮迅の働き振りは、「バルサ達に守られるばかりだった幼い少年」が、「己の生まれ育った国と、国民の命を守る為に、己の命すら省みずに必死に行動する青年」へと成長した姿に、しみじみと感動しました。
 タンダがあの様な目に遭ってしまったのは本当に読んでても辛かったけれど、ラストでバルサと幸せに暮らしている光景があったから、とりあえずは良しとすべきなのかな。これからは二人仲良く暮らせばいいと思います。…思いっきり男女逆転してるけど、こんなかたちもきっと有りなのだろうなあ。

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共通テーマ:日記・雑感

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