夏を諦めて

　台風が大変のろのろと進んでいるせいか、「週末から猛暑が戻ります！」と散々脅され、覚悟を決めていたのに、今日も肌寒い位のお天気です。ここ最近、斯様に過ごしやすいというか、むしろ半袖では寒い位の天気が続いていたので、この反動が恐ろしい。…気を抜くと、熱中症になりそうです。
「熱中症に気をつけよう！」みたいな報道が増えたのはここ数年の様な気がするんですが、今その症状を思い返すと「ああ、あの夏の私は熱中症だったのか…」と思い当たることが多々あります。
　ものすごーくだるくて、会社で机に座っているのすらしんどかったり、吐き気がしたり、眩暈がしたり、微熱があったり。「何故だか解らないけど、氷入りの水（会社には製氷機があるんで）を飲んでると気持ち悪いのが収まるから、別に喉は渇いてないけど意識して水を飲む様にしよう」と思ったりしたっけ。医者に行っても「微熱があるし、喉が少し腫れてますから夏風邪じゃないでしょうか。風邪薬を出しておきますね。あ、食事を摂れてないなら、念の為点滴しましょう」…風邪じゃなかったから、薬は全然効かなかったけど、点滴で水分補給したら嘘の様に身体が楽になったのは、要するに熱中症だったのだな。
　別な年に同じ症状が出た時には、自分でも軽い熱中症じゃないかな、と思ったので「熱中症だと思うのですが」と言ったら、お医者さんに「事務所のデスクワークだったら、違いますよ」とあっさり言われたことを思い出す…。お願いして点滴して貰ったら楽になったのだから、やっぱり熱中症というか、軽い脱水症状だったのだろうな。これだけテレビでも散々報道されているのだし、あのお医者さんも今では「室内での仕事なら、熱中症じゃないですよ！」とは言わないと思うのですが。

　おかげで夏が一年で一番嫌いな季節になってしまいましたが、まだまだ７月下旬なのかと思うとうんざりします。でも豊かな秋の実りの為には、夏が暑くないといかんのだし、と頑張って耐えようと思います。皆さまも、くれぐれもご自愛下さいませ。