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バイロイト音楽祭 [日々の戯言]

「ジャーマンメタルに脈々と受け継がれた様式美を感じる」…というのが理由のひとつでもあるのですが、クラシック音楽だとワーグナーが一番好きです。何というか、展開がドラマチックなところが。
 語れる程に詳しくはなく、ただ単に音楽が好き、という程度なのだけれど、独逸を旅した時に現地のガイドさんから「バイロイト音楽祭」のことを聞いて、「うわあ、羨ましいな!一度行ってみたい!」と羨ましく思ったのでした。一人の作曲家の曲を演奏することのみでもうずーっと成立している音楽祭があるなんて、ちと日本人には想像もつかない世界です。
 一昨日だったか、たまたまNHKのハイビジョン放送を見ていたら、「本日、バイロイト音楽祭生中継」とCMしてたので、「おおお、知らなかった!ラッキー!」と大喜び。
 放映されたのは「ローエングリン」だったのですが、個人的に「第三幕への前奏曲」と「婚礼の合唱」が大好きなので、それを楽しみにしてました。「こうやって地球の裏側でもリアルタイムで観られるのだから、良い時代だなあ」「でもやっぱりどんなにネットとかが発達しても、『その場で実際に観る』という感覚は格別だから、いつか観に行きたいな」…とか思っているうちに、開演。

 …すごーく重要なことに気付く。…歌詞が独逸語だから、仮に現地で観られたとしても、全然意味が解らぬ、ということに…!(NHKはずっと画面下に日本語訳が表示されてました)
「中世の騎士とか出てくる話なのに、どうしてヒロインが今時のコートをきていたり、主役のローエングリンがサラリーマンみたいな格好をしてるんだろう」…とか時々思いましたが。
 舞台自体はとても楽しく観たのだけれど、第一幕が終わったのがほぼ零時頃、「ここで1時間休憩です」…え、一幕毎に1時間休憩ってことは、楽しみにしている第三幕は一体何時頃!?と思ったところで、眠さに耐えきれる自信がなく、リタイアしてしまった…無念。
 第一幕のみではありましたが、楽しかったです。来年の演目は何だろう、もしまたNHKで生中継してくれるのなら、今度はHDレコーダーで録画しようかな、と思ったのだった。


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