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時代と共に変わるもの [日々の戯言]

 ついつい懐かしくなって大昔の漫画を読んでいてふと気付いたのですが、そういえばいつから「科学及び医学の急速な発展=人類驕り過ぎ!行く末が怖い!」じゃなくなったのだろう。
 大昔の漫画だと、「人類は神の領域に手を付けようとしているのか」的に、批判というか、怖れにも似た論調で描かれている漫画とかあった気がするのですが、今読み返してみたら「なんだ、単に人工授精で生まれた子の話か…」とか思ったりして。
 あれも或る意味で世紀末的だったのかもしれないけれど、「暴走した人類の科学や医学→世界大戦→世界荒廃→かつての人類は間違えていた!俺達はもう間違えないよ!→俺達の戦いはこれからだ→完」…的な作品は、昔は結構あった気がするんですが。
 そして子供の頃の私は、「神の領域」が恐ろしい、と思ってたのですが、感覚が鈍ったのか、最近は余りそう思わなくなってしまいました。医学の発展によって、かつては救われなかったいのちも救われているのだし、それはそれで素晴らしいことだよなあ、と思うし。
 ただ、漠然とした「我々人類は、一体何処まで行くのだろう」…という怖れは今でもあるのですけれど。
 それでも「今はこんなことが出来て便利だなあ、凄い時代になったものだ」というありがたさを実感する方が遙かに大きいかな。携帯にせよ、ネットにせよ、こんなものが出来るなんて夢にも思わなかったもの。
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共通テーマ:日記・雑感

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