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触れない理由 [風ノ旅ビト]

「風ノ旅ビト」を製作された方へのインタビューの記事を見たのだけれど、とても興味深かったです。記事はこちら(※別枠で開きます)
 最初は、プレイヤー同士がお互いに触れる仕様だったのですって。でも、テストプレイヤーの方々がお互いに押しあったり、崖から相手を突き落としたり、という感じにプレイしてしまうので、オンラインのゲームデザインをまるっと変更したそうな。「プレイヤーに問題があるのではなく、ゲームシステムがそういった邪悪な振舞いを増長してしまう」という結論に達したそうで、なるほどなあ、って感心してしまいました。
 最初の頃は、ぽわぽわ声を出すことしかできないのがもどかしいなあ、相手に触れたいいのに、って思ったこともあったんですけれど、そういう理由があったのですね。確かに、突き落とされたりしたらもうギスギスどころじゃないっていうか、ゲーム観ぶち壊し、になっちゃうよなあ。
「自由に意志疎通ができる」というのはとてもリアルでより相手を近く感じられるけれど、その分暴言が飛び交ったりしたら、ちょっとプレイしたくなくなるし。ましてや「風ノ旅ビト」は世界中のプレイヤーがマッチングしちゃうから、この仕様が一番良かったのだろうなあ、と改めて感心。
「愛する者を喪ったプレイヤーから複数の手紙を受け取った」と話しておられますが、私も英語が出来たらきっと同じ様に感謝の言葉をお送りしたと思う。この感覚は世界共通なんだなあ、って思ったのだけれど、初回プレイ時、雪山で斃れた後にあの美しい山頂のステージに出た刹那、亡くなった近しい人達のことがふと思い浮かんで、「ああ、こんな綺麗で美しいところに行けたのかなあ、行けたんだったらいいなあ」と感じたのですね。ほんと心に深く染み入る様な、機代の傑作ゲームだと思います。
 特に欧米ではPS3は持ってなかったけどPS4を買ったよ!ってプレイヤーも多いみたいだし、是非PS4版も出して欲しいなあ。喜んで買いますよ!

 とか何とか考えてたら、またあの世界を訪れたくなってしまい、ついつい2周してしまいました。初々しい一周目の赤ビトさんや、マイペースでくるくるしておられた白ビトさん(こんにちはの後はすぐにさようなら、状態でしたが)一人で雪山探索を楽しんでたら突然現れた赤ビトさんとか、楽しい旅路でした。
 後で「一緒に遊んだプレイヤー」で確認してみたら、アメリカの方とイギリスの方、それから「中国語」ってあったから、台湾の方かな?いつも素敵な旅を有難う、としみじみ感謝。これもまた、触れることができず、言葉を発せられないが故に、なのだと思うと何だか不思議な気分だけれど、気持ちは何となく通じるのだから凄いなあ。
 しつこいけど、ほんと大好きです、「風ノ旅ビト」
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