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「キングスグレイブFF15」を観てきました [FF15]

 そんなこんなでFF15キングズグレイブ。地元では上映がないだろうし、BD同梱版だから別にいいや、と諦めてたのですが、1館だけ上映があるということに気付いてわくわくと出掛けていきました。それにしても、映画館から配られた割引券のチラシ、「只今上映中の作品一覧」の中にキングスグレイブが入ってないんですよ。ポスターもろくに貼ってないし、ひょっとしたら急遽上映が決まったのかもしれないなあ、などと色々考えつつ、軽い気持ちで誘ったら「観たい!」と付き合ってくれた某氏と二人で観てきました。

 ネットで評判の高さは予め見てたので、きっとそこそこ楽しめるだろうなあ、と思ってたのだけれど、その期待を遥かに凌駕した、とんでもなく濃密な2時間でございました。皆さん口を揃えて仰っておられるけれど、FF15をプレイする方は「プレイ前に」観た方がいいです。地元で上映がないけれど、近隣の県にお住まいの方は、土日などを使って観に行かれてはどうでしょうか。余りの感動に、私は多分中学生の頃以来かな、という映画のパンフを購入してしまいました。
 FF馬鹿ではありますが、正直なところどうしても映画を観ているだけでは人間関係が即座には理解できないところもあり、「???」となる部分もある(つまりは私が頭が悪いってことだね、ってヨナも思う!!)ので、パンフで人物相関図を確認するととても解りやすいです。
 CGのグラはACFF7の様な、「人形の様に綺麗な」顔ではなく、実際の人間の顔に近付けているので、皺があったり無精髭があったり、と非常にリアルな感じ。パンフのインタビューによると世界中の色々なCGスタジオに外注しながら僅か1年半で仕上げたとのことで、これだけお金がかかっていそうなものに製作の決裁が下りたのは、社長が変わったから、なのかな。全編通して本当にリッチなCGなので、「今はここまで出来るのか」とすんごい驚きました。
 …それにしても、ハリウッド的展開からいったら、ニックス(今作の主人公)とルナフレーナがくっつくのがお約束だと思うのですが、どうやらお姫様はノクティスを守るという、何らかの重い使命を抱いておられる様なので、ノクト以外の男性と結ばれる、ということは赦されぬのかな。
 スタッフロールが終わった後に、ノクティス達がドライブしている光景がほんの少しだけ流されるのだけれど、体験版を遊んだ時に「どきッ☆男だけ4人のわくわく旅!~ぽろりもあるよ!」とまあ、野郎しかいないけど、深刻な中にもちょっと楽しそうな旅路だな、と思ってた感想が180度覆されました。レギス王がどんな気持ちでノクティス達を送りだしたのか、何も知らぬまま結婚式に向かうのだ、と鷹揚に構えながら「独身最後の男だけの旅路」を楽しんでいた年若いノクティス達が母国で何が起きたのか知った時に、どれ程の絶望と悲嘆を味わうことになるのか、と胸が痛くなりました。
 それと同時に、ノクティス(=我々プレイヤー)は本当にとんでもなく重いものを背負って戦うことになるのだなあ、とも。早くFF15が遊びたい!!!帝国と戦って、奪われた大切なものを取り返したい!!と思わせる、そんな素晴らしい映画でした。

 すっごくお金がかかっていそうだけど、そもそも最初は映画館で上映する予定すらなかった(ゲームとの同梱版のみの予定)という話だったのですが、元は取れるんでしょうか。まあ、スクエニはスマホのガチャで儲けてる様だし、そちらで稼いだお金を家庭用機に投資してくれるのはゲーマーとしては大変有難いことではあるのだけれど。細かい話をすれば、確かにすっごく豪華なCG映画だけれど、ハリウッドが何百億と注ぎ込んでくる超一級作品に比べれば勿論ちょっと劣るところはあります。後半の戦闘シーンも、ちょっとごちゃごちゃしてて見辛くなる時があるし。でもそういうマイナスな面もひっくるめて、「日本の会社だって、ここまで凄いCG映画を作れるのだ」という感動を味わえる、実に素晴らしい映画だった、と思います。もし機会がありましたら、是非是非ご覧になって下さい。お勧めです。

 上映後、付き合ってくれた某氏が「すっごい面白かったー!!」と大興奮でした(某氏は最近は全然家庭用ゲームで遊んでないのです)「スクエニしゅごいいぃぃぃぃ!!」「あれって用心棒だよね?」とか色々感想など話し合いつつお茶して、とても楽しゅうございました。

  うーん、もう一回観たいなあ、一人で行っちゃおうかなあ。


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